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14作目 涼は踊り子



古い順にやる予定だったけど、とりあえず最新の1作くらいはやることにしました。
ここまで力入れたPVは久しぶりだったので。
あ、マイリストコメント同様に、気が付いたら書き変わってるかもしれません。最終更新8月27日。



・着想元は2つ。
・下地1→0905合作の「初恋」。けるまPですね。
しかし踊り子が無い事に愕然となる。初恋はぷげらっちょPにTAKAPと有名どころ2人がやってるのに。
・と言っても、僕が村下孝蔵で知ってるのは父が聴いてた初恋と踊り子だけなんですけど・・・。
カーステレオで夜のドライブの際に何度も聴いてた。村下さんが亡くなられた2年後くらいだったはず。

・下地2→そもそも、この当時はカクテルOPの富竹無双によりMMDが全盛期を迎えていました。
でも僕はMMD挫折してました。一歩たりとも動かせなかった。
DSMADもOZAKIPのプリコグ使ってたり、かなたPの60min'm@sterだったり、かりふらPだったりでそれなりに揃ってたのですが・・・。
(それぞれ絵理、愛、涼だから3人とも揃ってるのか)
・しかし。
「イデア」の時にzeitさんという方が、こう紹介して下さっていた。
「ダンスとか愛ちゃんかわいいとかじゃなくて、絵で見せてる」

・ぶっちゃけ、あまり意識してませんでした。
一応、ダンスシンクロが苦手だから、確かに「絵」に影響されたセレクトが多いとは思うんですけど・・・。あとshiny smileの泣きたくなってる表情は何度も使ってるし。
と曖昧な感じだったのですが、これで自分の武器が具体的に実感できました。
・えーと、僕は知らないんですが、たぶんzeitさん(katzenmusikさん)って以前大手紹介サイトをやってた方なんですよね?閉鎖移転してるけど。つーか大手と言う表現でいいのか分からないけど。
だとしたら、流石ですね・・・。
富竹モデルのMMDは完璧だけど、前々からどことなく違和感を感じていた。
それが、この紹介のお陰で分かった。

「眼力」
これで勝負する。

・DSの踊りには眼力がある。つーか、目が何パターンかあるんですよね。
例えば「やわらかな夜」の時に気付いたんですけど、プリコグだと絵理がとろけたような目をする瞬間があるんですよ。
(ノエビアでかりふらPに先に使われてたけど・・・)
MMDだと、目を数パターン用意するのは難しいんじゃないでしょうか?
春閣下のスリラーでは最後にタイガーアイやってるけど。
・これを生かせればMMD以上の表現が得られるはず。
ダンスはモーションキャプチャー使ってるから何の問題も無いですね。こちらの方が優位です。
・この手法は今回に限らず、いずれやる予定だったのですが、最初に来た機会が「踊り子」だった、と。
挙句、鉄道m@sterでも未登場っぽいし(笑)。

・起用したのは、涼。
コンセプトは「踊り子にも、歌い手にもなれる」。
数十年後の涼は村下さんみたいな歌を歌ってるのかなー、と想像して。
・Aランク昇格直後の武田さんの台詞にも影響を受けてます、「中性的な歌声の秘めた可能性」といった内容の。
これを、涼の魅力を引き出す手段として使えないか?と。僕のPVはキャラの魅力を(原作準拠寄りで)引き出す、というコンセプトが強めのつもりなので。
・と言っても、最初は「歌い手」サイドしか考えてなかった。
なので、とにかくギャップを狙うために色気のある服装をチョイス。はい、結果が「Toxic装備」です。トゥインクルブラック+ひまわりブローチ。腕輪は月かざりに変えましたが大差ない。
でも、ここから頭にシルクハット足してみた。この曲の歌声って正しい意味での紳士的なイメージがありますので。
上手い具合にToxic装備によるお色気要素も中和されますしね、ちょっと滑稽に見えるけど・・・まあ、本家の変則DLCに比べれば。
・さて、問題のダンスシンクロ。
とりあえず仮組みを絵理に踊って貰った。最初はALIVEで・・・。
ん?いけるんじゃね?
・もう、合ったと感じたら意地でもそのダンスの長回しで行く。
百花繚乱が伸びずにToxicが伸びた時点で懲りた。
あと、ぎょPがシラカワナイトフィーバーや初音ミクメドレーで1曲1ダンスだったと聞いて懲りた。
・しかも遅い曲だから、速くしたら1番にジャストフィット。
2番は同じ振り付けを使いまわす予定だったので、クリア。
後は長い後奏(?)だけど、後にそれもジャストフィットして爆笑した。
・その、絵理のフルオートダンスを中心に構図を練っていく。
そんでもって、マリオペイントで得た「DSのロングは表情が見えない」を試してみた。
Toxicの手法と強引に足し、顔が出るまでの「溜め」にする。
・VS導入後の初PVなので、顔のカット、つーか動画の一部拡大を動画ソフト側で出来る幸せが凄い(笑)。
やっぱりR(略)PのFestivoみたいな感じのズームになってた。同じソフトだし。
・結果、それなりにサビに入る瞬間は「バーン!」という感じになりました。
それでも少し物足りないので、明るさの演出を足したり・・・。
・後は「踊りだすくるくると」で涼が回るシーンを重ねて入れようかと思ったけど・・・。
動画の透明度の設定が分からなくて断念。のちに習得したけど(マスク&クロマキーから)、当時は無理だった。
そんな時、足元のスポットライトがくるくる回ってたのに気づいた。
迷わず足元をアップにして、1番完成。
・1番→2番の切り替えは「マスク5」。

・2番。
ここからがVideoStudio体験版の見せどころ。
(あ、体験版はUltimateのシリアルナンバーを入力すれば無期限に使えます。製品版購入して解除済み。
わざわざインストールする手間を省くための設計なんだなあ)
・そんな訳で、トラック7本全部を使って素材を大量に並べて、全部シンクロさせた。
・さらにVideoStudioは動画のカット機能があるので、ぶつ切りにして並べ替え。
これで、思うがままのカメラワークに。
・この辺りは、ロングカメラ側の映像のふちが見えてしまってしまったので、補う手段として「光」のエフェクトを導入してます。
動画そのものにスポットライトを当てるエフェクト。
・「愛していた」のアップカメラへの切り替わりが凄くお気に入り。
サビに入ったのに、あえてのロングカメラ続行から一気にバーン!って感じで。
この辺り、涼の表情を信じ切って突っ切りました。
・後奏。
涼が2段階に分けて現れる演出は偶然の産物です・・・動画の長さを間違えて。
まあ、しめしめとばかりに調整しましたけどね。
・ここで更にALIVEを最初から流すのですが、これも偶然。
「さーて、どう使おう・・・」と思ってALIVEのダンスを最初からタイムライン上に置いておいただけなんですが、流してみてビックリ、と。
・「ららららーらー」が1分半あって焦る。
けど、イデアと同じような感じの「徐々に変わる画面効果」を導入したらなんとかなった。
使ったのは「拡散グロー」。ミドルカメラの方にかけて、徐々に強めました。
・クレジットのフォントは「わたしは・・・絵理」でも使ったNew Gulim(Gulim)。どうやらハングル系らしい。
なんとなく昭和っぽいから。
クレジット画面は紙クリで作成。切り替え効果のセレクトが地味に上手くいった気がする。
・最後の1枚絵は、ALIVEの「見守っててね」の「見」の部分辺りの表情。
「ね」の部分を使いたかったんですけど・・・正面からだと手で隠れて上手くいかなかった。
それでも何とか撮ったらヘブン状態だった(1個前の記事参照)。
この部分ではシルクハットを外して撮影。ダンスの一時停止機能を使ってるのでISO64でも余裕で撮影可能でした。
ただ、もう少し綺麗に撮れたかなあ。ちなみに僕はポートレート撮影は全くできません。
・後は、エンコードした後の音ズレとかの相当細かい調整を数時間掛けて実行。


・ここまでやったのに、用事があってsmilevideoアップからニコニコ動画本体に投稿するまでの間に4時間近い空きがあり(ゲームのプレイ動画ではいつもやってた手法だけど)、その影響かデータモッシュが発生。
(かなり後になってみたら直ってたけど・・・)
さらに「みてれぅ」にも捕捉されていなかった。僕はタグ検索で探してるのですが、ふと嫌な予感がして見に行ってみたら・・・。
これが痛かったのか、初動が最悪。全く伸びず。
・出来は、個人的には満足。
「いいアップだなぁ」と、2番の貯めアップにコメントが付いたし(かりふらさん?なんとなく)、帽子も似合うと言って貰えたし・・・。
一応、狙い通りの動画にはなってくれていたようです。
・6月18日のコメント。
「なるほど。『MMDでは見られない表情』堪能しました」
嬉しかった。
伸びなかったしマイリスト率も少なかったけど、この方向性でもいいのかな。

・強いて言うなら、表情をバーンと魅せるためとはいえ、表情を見せる動画なのに最初1分顔が映らないのは失敗だったかもしれない。
もう自分で判断するしかないけど、再生数他の伸び的な意味での敗因はそれかなーと思う。


スペシャルサンクス→キリコさん(紹介ありがとうございました

by icelake876 | 2010-06-06 06:55 | 自作動画長文解説 | Comments(0)  

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